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idea+ 視点コラム3分で読める

AIディレクター認定制度とは何か:4OS × 8スキルの構造

JAIDAジャーナルの第1号。なぜ「AIディレクター」という職能を協会化したのか、4OSと8スキルがどう関係するかを書く。

齋藤 孝司
代表理事 / 株式会社アイデアプラス 代表取締役

要点3行サマリー

  • JAIDA は「AIをディレクションできる人」を育て、認定する協会です。
  • ぼくらは「AIに優しくする」ではなく「AIに設計で応える」職能を AIディレクター と呼びます。
  • そのために 4OS × 8スキル という骨格を作りました。この記事はその所信表明です。

なぜ AIディレクター という職能が必要なのか

ぼくは長く広告と販促の現場にいました。 そこで何度も見たのは、「AIを入れたのに、誰も運転していない車」でした。

社長は導入を決める。エンジニアは API を繋ぐ。 でもその間で「どう走らせるか」を設計する人がいない。 結果、いいクルマが車庫から出てこないか、暴走するか、のどちらかになる。

だから、その間に立つ職能を協会化することにしました。 それが AIディレクター です。

4OS:AIディレクターを支える4つの基盤

JAIDA は AIディレクターの仕事を4つの OS(基盤)に分けています。

OS0 護る

法規制、セキュリティ、不可侵原則、PII。 ここが崩れたら全部おしまい、という土台のレイヤー。 AIディレクター認定の必須科目はここから始まります。

OS1 思想

何のために AI を入れるのか。何を任せて、何を任せないのか。 「優しさより設計」「AIに任せきらない」など、idea+ が会社として持っている思想がここに入ります。 この OS がないと、現場は便利な道具を間違った方角に走らせます。

OS2 骨格

組織設計、権限設計、CxO 構造、意思決定フロー。 AI を入れた後の「組織はどう変わるか」をデザインするレイヤーです。 ぼくらは社内に AI CxO(SORA/KEI/REN/TSUMUGI/HARU/YUKI/MAMORU/SHIN)という合議レイヤーを置いていますが、これは OS2 の実例です。

OS3 実務

プロンプト、プラグイン、運用、テスト、引き継ぎ。 日々の現場でAIを回すための具体的な技術と運用ノウハウ。 ハウツーカテゴリの記事はほぼここに入ります。

8スキル:4OS の中で具体的に問われる能力

#スキル主にどの OS
1思想設計OS1
2監督設計OS0
3権限設計OS0 / OS2
4組織設計OS2
5実装設計OS3
6運用設計OS3
7倫理判断OS0 / OS1
8言語化OS1 / OS3

8スキルは「AIディレクターはどんな問題を解ける必要があるか」のチェックリストです。 JAIDA の認定試験はこの8スキルそれぞれに合格点を設けています。 詳しくは 認定ページ を参照してください。

idea+ 視点:日本のAIディレクターはどう動くか

ぼくらが想定している AIディレクターの動き方はシンプルです。

第一に、不可侵原則を守る。 これはユーザー保護・PII保護・コンプライアンス・安全装置の解除禁止、を含みます。 何があってもここは譲らない。

第二に、思想を先に言語化する。 ツールから入らない。「何を任せて何を任せないか」を先に決める。

第三に、設計で応える。 「AIに優しく」と言いたくなる現場ほど、優しさではなく権限と監督と引き継ぎを設計し直す。

第四に、自分の言葉を持つ。 他人の事例を引用するだけで終わらない。自分の現場の言葉で語り直す。

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出典

  • 日本AIディレクション協会 公式サイト:ai-direction.jp
  • 株式会社アイデアプラス(運営)

所信表明、以上です。 JAIDAジャーナル はここから週に1〜2本のペースで書いていきます。 「ぜんぶ追う」ではなく「今週押さえるべき5本」だけ。 その代わり、必ず「だからどう動くか」を1段付けて出します。

関連 4OS
OS0護るOS1思想OS2骨格OS3実務
関連 8スキル
思想設計監督設計実装設計運用設計
齋藤 孝司
代表理事 / 株式会社アイデアプラス 代表取締役

日本AIディレクション協会 代表理事。「AIに使われる社会ではなく、AIを編集できる社会へ」を掲げ、AIディレクションを業界標準の職能にする活動を主導。idea+ では4OS × 8スキルの設計思想と、AI CxO 合議レイヤーの運用を率いる。

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