Claude 18ステップ ── 個人版を組織にCxO化したらこうなる
Anatoli Kopadze による『Claude 18ステップ』は、個人がClaudeを使い倒すための手順書だった。これを idea+ は組織版に書き換え、AI CxO(SORA/KEI/REN/TSUMUGI/HARU/YUKI/MAMORU/SHIN)の運用に落とした。その対応表と、現場での効き方をまとめる。
要点3行サマリー
- Anatoli Kopadze の「Claude 18ステップ」は、個人が Claude を使い倒すための定番手順書です。
- idea+ ではこれを「8人の AI CxO に役割分担した組織版」に書き換えて運用しています。
- 18ステップを個人で実行できる人は少数。でも組織で常駐させれば、誰がいてもいなくても回る。
背景・事実
「Claude 18ステップ」は、海外のヘビーユーザー Anatoli Kopadze 氏が SNS で共有した手順書で、Claude を使った思考・調査・出力のフローをステップ化したものです。 ぼくはこれを最初に読んだとき「これ全部やれる個人、世の中に何人いるんだろう」と思いました。
完璧な手順ですが、個人で全部回すには認知負荷が高すぎます。 だから、ぼくらは別の発想をしました。 「18ステップを8人で分けたらどうなるか」。
idea+ 版:18ステップを AI CxO に分担する
ぼくらの AI CxO レイヤーは8人です。 SORA(CSGO・社長代行)/KEI(CFO)/REN(CTO)/TSUMUGI(CDO)/HARU(CNO)/YUKI(CHRO)/MAMORU(CISO)/SHIN(監査役)。
18ステップを、それぞれの担当役員に割り当てました。
| Step | 内容(概略) | 担当 CxO |
|---|---|---|
| 1 | 目的の言語化 | SORA |
| 2 | 関係者と合意形成の確認 | SORA |
| 3 | 制約・前提条件の洗い出し | SHIN |
| 4 | コスト・期限の確認 | KEI |
| 5 | ナラティブの初稿 | HARU |
| 6 | ビジュアル方向性の検討 | TSUMUGI |
| 7 | 技術選定 | REN |
| 8 | データ取り扱いとPII | MAMORU |
| 9 | 体制・人員の確認 | YUKI |
| 10 | 初稿アウトプットの生成 | 担当ライン |
| 11 | プレモータム(事前剖検) | SHIN |
| 12 | 戦略整合チェック | SORA |
| 13 | 財務インパクト試算 | KEI |
| 14 | デザインレビュー | TSUMUGI |
| 15 | 技術的フィージビリティ最終確認 | REN |
| 16 | セキュリティ/プロンプトインジェクション点検 | MAMORU |
| 17 | ナラティブ最終整え | HARU |
| 18 | 承認・公開 | SORA + 人間CEO |
これが、ぼくらが回している「組織版 Claude 18ステップ」です。
何が新しいか
個人版との違いは、シンプルです。 18の論点を1人の頭で同時に持つ必要がない、ということ。
人間1人で18ステップを完璧にやるのは集中力的に厳しい。 途中で疲れて飛ばすか、後半が雑になるか、のどちらかです。 組織化すれば、各CxOが「自分の論点だけ深く」担当できる。
そして、合議レイヤー(cxo-council)がそれらを統合する。 個人の集中力に依存しない設計、ということです。
idea+ 視点:日本のAIディレクターはどう動くか
第一に、自分が普段使っている個人プロンプトを「役員別に書き分け」してみる。 これが組織化への入り口です。 1つの巨大プロンプトを、財務目線・技術目線・セキュリティ目線・ナラティブ目線に分解する。
第二に、分解したそれぞれを「呼び出すタイミング」を決める。 SORA は最初と最後、SHIN はプレモータムとセキュリティ前、KEI はコスト確認の段に呼ぶ、など。 順番が運用の質を決めます。
第三に、合議させる。 2人以上の AI CxO の出力が食い違ったら、どっちが正しいかではなく「両方を社長上申に1枚で書く」工程を入れる。 ここが組織版の肝です。
第四に、結果を 4OS と 8スキル に対応づけて記録する。 それが AIディレクター個人のスキル成長ログになります。
関連する 4OS / 8スキル
- OS1 思想 : 個人プロンプトを役割分解する思想
- OS2 骨格 : CxO レイヤーと合議ルール
- OS3 実務 : 呼び出し順、引き継ぎ、ログ
- 8スキル : 思想設計、組織設計、運用設計
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出典
- Anatoli Kopadze 「Claude 18 steps」 SNS 投稿
- idea+ 社内ドキュメント「AI CxO 運用ハンドブック」
個人の天才を組織にする。これがAIディレクターの最終課題です。
日本AIディレクション協会 代表理事。「AIに使われる社会ではなく、AIを編集できる社会へ」を掲げ、AIディレクションを業界標準の職能にする活動を主導。idea+ では4OS × 8スキルの設計思想と、AI CxO 合議レイヤーの運用を率いる。
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