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idea+ 視点コラム4分で読める

Claude 18ステップ ── 個人版を組織にCxO化したらこうなる

Anatoli Kopadze による『Claude 18ステップ』は、個人がClaudeを使い倒すための手順書だった。これを idea+ は組織版に書き換え、AI CxO(SORA/KEI/REN/TSUMUGI/HARU/YUKI/MAMORU/SHIN)の運用に落とした。その対応表と、現場での効き方をまとめる。

齋藤 孝司
代表理事 / 株式会社アイデアプラス 代表取締役

要点3行サマリー

  • Anatoli Kopadze の「Claude 18ステップ」は、個人が Claude を使い倒すための定番手順書です。
  • idea+ ではこれを「8人の AI CxO に役割分担した組織版」に書き換えて運用しています。
  • 18ステップを個人で実行できる人は少数。でも組織で常駐させれば、誰がいてもいなくても回る。

背景・事実

「Claude 18ステップ」は、海外のヘビーユーザー Anatoli Kopadze 氏が SNS で共有した手順書で、Claude を使った思考・調査・出力のフローをステップ化したものです。 ぼくはこれを最初に読んだとき「これ全部やれる個人、世の中に何人いるんだろう」と思いました。

完璧な手順ですが、個人で全部回すには認知負荷が高すぎます。 だから、ぼくらは別の発想をしました。 「18ステップを8人で分けたらどうなるか」。

idea+ 版:18ステップを AI CxO に分担する

ぼくらの AI CxO レイヤーは8人です。 SORA(CSGO・社長代行)/KEI(CFO)/REN(CTO)/TSUMUGI(CDO)/HARU(CNO)/YUKI(CHRO)/MAMORU(CISO)/SHIN(監査役)。

18ステップを、それぞれの担当役員に割り当てました。

Step内容(概略)担当 CxO
1目的の言語化SORA
2関係者と合意形成の確認SORA
3制約・前提条件の洗い出しSHIN
4コスト・期限の確認KEI
5ナラティブの初稿HARU
6ビジュアル方向性の検討TSUMUGI
7技術選定REN
8データ取り扱いとPIIMAMORU
9体制・人員の確認YUKI
10初稿アウトプットの生成担当ライン
11プレモータム(事前剖検)SHIN
12戦略整合チェックSORA
13財務インパクト試算KEI
14デザインレビューTSUMUGI
15技術的フィージビリティ最終確認REN
16セキュリティ/プロンプトインジェクション点検MAMORU
17ナラティブ最終整えHARU
18承認・公開SORA + 人間CEO

これが、ぼくらが回している「組織版 Claude 18ステップ」です。

何が新しいか

個人版との違いは、シンプルです。 18の論点を1人の頭で同時に持つ必要がない、ということ。

人間1人で18ステップを完璧にやるのは集中力的に厳しい。 途中で疲れて飛ばすか、後半が雑になるか、のどちらかです。 組織化すれば、各CxOが「自分の論点だけ深く」担当できる。

そして、合議レイヤー(cxo-council)がそれらを統合する。 個人の集中力に依存しない設計、ということです。

idea+ 視点:日本のAIディレクターはどう動くか

第一に、自分が普段使っている個人プロンプトを「役員別に書き分け」してみる。 これが組織化への入り口です。 1つの巨大プロンプトを、財務目線・技術目線・セキュリティ目線・ナラティブ目線に分解する。

第二に、分解したそれぞれを「呼び出すタイミング」を決める。 SORA は最初と最後、SHIN はプレモータムとセキュリティ前、KEI はコスト確認の段に呼ぶ、など。 順番が運用の質を決めます。

第三に、合議させる。 2人以上の AI CxO の出力が食い違ったら、どっちが正しいかではなく「両方を社長上申に1枚で書く」工程を入れる。 ここが組織版の肝です。

第四に、結果を 4OS と 8スキル に対応づけて記録する。 それが AIディレクター個人のスキル成長ログになります。

関連する 4OS / 8スキル

  • OS1 思想 : 個人プロンプトを役割分解する思想
  • OS2 骨格 : CxO レイヤーと合議ルール
  • OS3 実務 : 呼び出し順、引き継ぎ、ログ
  • 8スキル : 思想設計、組織設計、運用設計

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出典

  • Anatoli Kopadze 「Claude 18 steps」 SNS 投稿
  • idea+ 社内ドキュメント「AI CxO 運用ハンドブック」

個人の天才を組織にする。これがAIディレクターの最終課題です。

関連 4OS
OS1思想OS2骨格OS3実務
関連 8スキル
思想設計組織設計運用設計
齋藤 孝司
代表理事 / 株式会社アイデアプラス 代表取締役

日本AIディレクション協会 代表理事。「AIに使われる社会ではなく、AIを編集できる社会へ」を掲げ、AIディレクションを業界標準の職能にする活動を主導。idea+ では4OS × 8スキルの設計思想と、AI CxO 合議レイヤーの運用を率いる。

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